「Photoshopを入れてみたけれど、どこに何があるのか分からない」「Illustratorを触ってみたものの、チラシを作れる気がしない」——Adobeソフトを使い始めた人が、最初にぶつかる壁です。
私自身がそうでした。この記事では、私がAdobeソフトを使えるようになるまでの経緯と、実務でつまずいた具体例を紹介したうえで、基礎を体系的に学べる「ヒューマンアカデミー通信講座 Adobeベーシック講座」の内容をまとめます。
インストールしただけでは、3年間まったく使えなかった
大学2年生の頃、先輩に勧められてAdobeソフトをインストールしました。ところが使い方がまったく分からず、そのまま3年間放置してしまいました。
転機は社会人になってからです。「Adobeソフトが入っている」ことをきっかけに、イベントチラシやバナー制作の担当になりました。そこで上司からIllustratorの基礎ツールの使い方や、入稿データの作り方を教えてもらい、ようやく実務で使えるようになっていきました。
今ではかなり使えるようになりましたが、それでも都度調べますし、SNSで使い方を発信しているアカウントをフォローして、自分が知らない使い方を学び続けています。ソフトは、入れただけでは使えるようにならず、基礎を教わる機会があって初めて動き出すというのが実感です。
実務で最初につまずいた2つの例
最初の頃によくあったのが、入稿データの差し戻しと、色味のズレでした。細かい話ですが、こうした「知っていれば一瞬、知らないと迷子」になる部分こそ、基礎を体系的に学ぶ価値が出るところだと思います。
空のテキストボックスが原因で、アウトライン化の差し戻しに
テキストのアウトライン化ができていないとして、入稿データが差し戻しになったことがありました。ところが実際のデータを確認すると、原因は中身のない「空のテキストボックス」が紛れ込んでいたことでした。これは放置するとあとから探すのがかなり大変で、見つけるだけで時間を取られます。
CMYKとRGBで色味が変わる
CMYKでデータを作っていたのに、書き出しの際にRGBになっていると、編集中に見ていた色味と変わってしまうことがあります。逆に、RGBのまま作ったデータを印刷に出すと、画面で見た色と仕上がりの色味が違う、ということも起こります。
印刷用のデータとWeb用のデータの違いについては、納品データ・入稿データの作り方|Webバナー(Photoshop)と印刷入稿(Illustrator)の基本でも詳しく解説しています。
独学は、思っている以上に難しい
こうした具体例はイメージしづらいかもしれませんが、だからこそ、講座などで基礎を押さえておくことはとても大事だと思っています。
正直、独学はかなり難しく、時間もかかるので挫折しやすいです。書籍もたくさん出ていますが、「痒いところに手が届く」説明は得にくく、実際に使っている画面を見ながら進めることもできません。どこに何があるのかという基礎の部分を理解しないまま使うと、時間だけを浪費することになりがちです。
独学とスクールの費用対効果については独学 vs スクール、Webデザイン副業で本当に稼げるのはどっち?費用対効果で徹底検証で比較しているので、あわせて参考にしてください。
ヒューマンアカデミー通信講座「Adobeベーシック講座」の内容
ここからは、私が紹介できる講座を取り上げます。ヒューマンアカデミー通信講座の「Adobeベーシック講座」です。動画で学ぶオンライン講座に、Adobe Creative Cloud Proがセットになっています。つまり、学ぶ教材と使うソフトを同時にそろえられます。
動画講座で学べるアプリと学習時間
講座はストリーミング配信の動画で進みます。そのため、パソコンとネット環境があれば自宅で受講できます。
学べるアプリはPhotoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effects・XDの5つです。動画の合計は約20時間で、たとえば1日30分なら、約40日で一通り見終わる計算です。
私が最初に実務で教わったのは、Illustratorの基礎ツールと入稿データの作り方でした。「どこに何があるか」を最初に画面を見ながら教わったことが、その後の土台になっています。動画で画面を見ながら進められる講座は、この「最初に教わる機会」を自分で作れる手段だと感じます。
わからない所は質問できる
独学でいちばん時間を失うのは、操作で止まったときです。なぜなら、何を検索すればいいのかすら分からないからです。
この講座には、在籍期間中は回数無制限のメール質問サポートがあります。ただし、質問できるのは在籍期間の間だけです。そのため、コース選びでは「いつまで質問したいか」が基準になります。
先ほどの空のテキストボックスやCMYK・RGBの例のように、原因が分かれば一瞬なのに、分からないと探すだけで時間が溶ける問題は、実務では何度も出てきます。こうしたときに質問できる環境があるかどうかで、学習の止まり方は大きく変わります。
選べる3つのコースと受講料
コースは学習期間の長さで3つに分かれています。講座の内容とサポートは、どのコースも同じです。また、どのコースを選んでも、付属するAdobe Creative Cloud Proのライセンスは1年分利用できます。3ヶ月コースを選んだからといって、ソフトが使えるのが3ヶ月に短縮されるわけではない点は、申し込み前に知っておくと安心です。なお、1年が過ぎたあとのライセンスの扱いは、公式サイトで確認してください。
| コース | 学習期間・在籍期間 | 受講料(税込) |
|---|---|---|
| 3ヶ月 | 3ヶ月 | 68,800円 |
| 6ヶ月 | 6ヶ月 | 74,620円 |
| 12ヶ月 | 12ヶ月 | 105,620円 |
※2026年10月時点の受講料です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
私ならこう選ぶ
まとまった時間を取れる人は、3ヶ月コースで十分です。具体的には、1日30分〜1時間を確保できる人です。
一方で、仕事や育児と両立する人には6ヶ月コースが安心です。なぜなら、学習が止まる週があっても取り戻せるからです。3ヶ月コースとの差額は5,820円です。
さらに、実際の制作で出た疑問まで質問したい人は12ヶ月コースが向いています。質問サポートは在籍期間中のみなので、「学んだあと、実務で使いながら疑問が出るタイプかどうか」もコース選びの判断材料になります。
私の場合、副業に使えるのは、帰宅して食事や入浴を済ませたあとの、寝る前の1〜2時間です。ただ、その時間を毎回確保できるわけではないので、差額が5,820円ほどなら、余裕を持って6ヶ月コースを選びます。
目標は、6ヶ月のうちに講座を2周して、定着させることです。動画を見て実際に手を動かし、分からなくなったら講座に戻る。この繰り返しが、現実的で、しっかり身につく方法だと思います。
申し込みの流れ
- 公式サイトでコースを選んで申し込む
- 受講料を支払う
- Adobe CCのライセンスコードなど、受講に必要な案内が届く(目安として、申し込みから翌営業日以内に案内が届くケースが多いようです。土日・祝日をはさむ場合は数日かかることがあります)
- Creative Cloudをインストールして受講を始める
他のオンラインスクールとの比較についてはデイトラ vs デジハリ・オンラインスクール、料金・カリキュラム・サポートを徹底比較【2026年最新】でも触れているので、選択肢の一つとして参考にしてください。
