副業でWebデザインの案件を探し始めると、まず名前が挙がるのがクラウドワークス・ランサーズ・ココナラの3つです。どれも「案件を探せるサービス」という点は共通していますが、仕組みも手数料も、向いている使い方もかなり違います。
この記事では、実際にクラウドワークスとランサーズをコンペ形式で使ってきた経験をもとに、3社の違いと、それぞれをどう位置づけて使えばいいかをまとめます。ココナラについては、現時点でまだ自分のパッケージ販売に着手できていない段階なので、公開されている情報をもとに客観的に整理する形にしています。
3社の基本的な違い
まず、3社の基本的な仕組みの違いを整理します。
| クラウドワークス | ランサーズ | ココナラ | |
|---|---|---|---|
| 案件の形式 | プロジェクト型・タスク型・コンペ型 | プロジェクト型・タスク型・コンペ型 | 出品型(自分のスキルを商品として並べる) |
| 手数料 | 5〜20%(報酬額に応じた段階制) | 16.5%(一律) | 22%(一律) |
| 基本的な動き方 | 発注者の案件に応募する「受け身」寄り | 発注者の案件に応募する「受け身」寄り | 自分で商品ページを作り、購入を待つ |
クラウドワークスとランサーズは、発注者が出した案件に対してワーカーが応募する「プロジェクト型」が基本という点で共通しています。一方ココナラは、自分のスキルを商品として出品し、購入されるのを待つスタイルが基本という違いがあります。案件を探して応募する動き方に慣れているかどうかで、最初のとっつきやすさが変わってきます。
実体験:クラウドワークス・ランサーズをコンペで使ってきた話
私自身は、クラウドワークスとランサーズを、主に「コンペ形式」で使っています。使い方に大きな違いはなく、次のような流れです。
- チラシデザイン・ロゴデザイン・バナーデザイン・LP制作などのジャンルで案件を探す
- 興味を持った案件をお気に入りに登録する
- その中からピックアップしたものに着手し、コンペに応募する
オフラインでの案件が少ない時期に、この流れで収入を作ろうとしています。ただし、採用率はそれほど高くありません。体感としては、ロゴデザインで50件に1件程度、チラシデザインで30件に1件程度という感覚です。
コンペ形式は全国のデザイナーが競合になるため、正直なところ、ここに依存した収入構造を作るのは現実的ではないと感じています。むしろ、
- 採用されなかった案件も含めて、他の応募作品を見て勉強する
- 案件のテキスト情報から、発注者の意図を汲み取る練習をする
という「練習の場」としての意識で取り組んでいます。応募のたびに、案件文からどんな課題を汲み取り、どう提案するかを考えることは、案件単価を上げる「提案書・見積書」の作り方で紹介した「伝え方」の練習にもそのままつながっています。
ココナラはどう違うのか
ここからは、まだ自分自身では本格的に動けていない部分なので、公開されている情報をもとに客観的に整理します。
ココナラは、クラウドワークス・ランサーズのような「応募する」スタイルとは逆に、自分のスキルをパッケージ化して出品し、購入を待つスタイルが基本です。手数料は一律22%と、3社の中では最も高い水準ですが、その分「一度作った商品ページが自分の営業窓口になる」という仕組みでもあります。
デザイン・イラストだけでなく、コンサルティングや占いなど幅広いジャンルの出品があるのも特徴です。自分の得意分野を明確な「商品」として言語化できる人には向いている一方、出品直後は検索結果に埋もれやすく、最初の1件が決まるまでに時間がかかりやすい、とも言われています。
私自身も、パッケージとして何を出品するかを整理している段階で、まだ実際に販売までは進められていません。実際に出品・販売してみたら、改めてこの記事を更新して実体験を追記したいと思います。
3社をどう使い分けるか
ここまでを踏まえて、現時点での私なりの使い分けの考え方をまとめます。
- クラウドワークス・ランサーズ:案件数が多く、コンペ形式であれば「応募して場数を踏む」ことができる。採用されるかどうかより、提案の練習・他の応募作品からの学びの場として使う
- ココナラ:自分の得意分野が「これだ」と言えるところまで固まってきたら、パッケージ化して出品してみる選択肢。応募という受け身の動き方とは違う経験ができるはず
どの方法であっても、クラウドソーシング経由の収入だけに依存するのはリスクがあります。収入の目安や積み上げ方についてはWebデザイン副業の収入相場|月5万〜20万円の目安でも触れているので、あわせて参考にしてください。また、案件の探し方そのものについては未経験からWebデザイン最初の案件の探し方4選で他の方法も紹介しています。
まとめ
クラウドワークス・ランサーズは「応募して場数を踏む」スタイル、ココナラは「商品化して待つ」スタイルと、3社は仕組みそのものが異なります。手数料や案件形式の違いを理解したうえで、今の自分に合った使い方・位置づけを決めることが大切です。
私自身は、コンペ形式のクラウドワークス・ランサーズを「収入の柱」ではなく「練習の場」として使いながら、ココナラでのパッケージ販売にも今後挑戦していく予定です。進捗があれば、この記事にも追記していきます。
